新型コロナ対策:A型事業所での感染症対策の取り組み

2026.02.28

新型コロナ対策:A型事業所での感染症対策の取り組み

はじめに就労継続支援A型事業所(A型)は、雇用契約に基づき利用者様が給与を得て働く場所であるため、業務を継続しつつ、感染症から利用者様と職員を守るための厳格な対策が求められます。特に新型コロナウイルスの流行以降、A型事業所は「BCP(事業継続計画)」の一環として、徹底した感染症対策を講じています。

「A型事業所ではどのような感染対策が行われているのだろう?」「体調が悪い場合のルールはどうなっているの?」

このコラムでは、A型事業所が実施する主な感染症対策と、利用者様が安定就労を継続するために守るべきルールについて解説します。


目次


1. 感染予防の基本:三つの徹底事項

A型事業所では、厚生労働省が定めるガイドラインに基づき、基本的な感染対策を日常的に徹底しています。

① 徹底した衛生管理

事業所の共用スペースや利用者が触れる場所の消毒を強化しています。

  • 手指衛生: 出勤時、休憩前後、食事前後、業務の区切りなど、こまめな手洗いとアルコール消毒を励行します。
  • 環境消毒: ドアノブ、デスク、工具、共用PC、休憩室のテーブルなど、多くの人が触れる場所は、定期的に消毒液を用いて清拭します。
  • マスク着用: 業務内容や個人の判断にもよりますが、集団での作業中や会話時はマスクの着用を推奨または義務付けている場合があります。

② 健康状態の把握(スクリーニング)

出勤前の体調チェックは、感染拡大を防ぐための最重要項目です。

  • 検温と記録: 毎日の検温と、体調の変化(咳、喉の痛み、倦怠感など)の確認を義務付け、記録します。
  • 職員による確認: 朝礼や出勤時に、生活支援員が利用者様の顔色や体調の変化を細かく確認し、体調不良が疑われる場合はすぐに休養を促します。

③ 換気の徹底

密閉空間を避けるため、定期的な換気が行われます。

  • 定時換気: 窓やドアを開放し、1時間あたり数回以上の換気を実施します。
  • 換気設備の活用: 換気扇や空気清浄機を常時稼働させ、室内の空気循環を促進します。

2. 業務継続のための空間的・時間的対策

業務自体を継続しながら感染リスクを抑えるため、A型事業所では働き方そのものにも対策を取り入れています。

① 作業環境の工夫

  • ソーシャルディスタンス: デスクや作業台の配置を見直し、利用者間の距離を確保します。困難な場合は、アクリル板などの「遮蔽物(パーテーション)」を設置します。
  • 時差出勤・休憩: 感染リスクの高い通勤時間帯を避けるため、時差出勤を導入したり、休憩時間をずらして休憩室の混雑を避ける工夫をしています。

② 代替業務の確保

  • 在宅ワークの導入: 感染拡大の状況によっては、通所が困難な利用者に対し、可能な範囲で在宅での業務を提供し、給与の支払いを継続できるよう努めます。
  • 業務ローテーション: 複数人が密集する業務を避けたり、特定の業務に就く人数を制限したりする業務ローテーションを行う場合があります。

3. 利用者様の体調不良・感染が確認された場合のルール

体調不良時の対応は、雇用契約に基づくA型事業所と、福祉サービスとしてのA型事業所の両側面から重要です。

① 体調不良時の出勤停止

  • 発熱・体調不良: 発熱や風邪症状がある場合、出勤を控えるよう明確なルールが定められています。
  • 職員への連絡: 症状が出た際は、速やかに事業所の職員に連絡し、指示を仰ぎます。

② 欠勤時の取り扱い(有給休暇の活用)

体調不良による欠勤は、原則として年次有給休暇を利用して対応します。

  • 有給休暇: A型事業所は雇用契約を結んでいるため、利用開始から6ヶ月以上経過し、所定の要件を満たせば有給休暇が発生します。感染症による欠勤時にもこの有給休暇を活用することで、給与を補償できます。
  • 特別な対応: 事業所によっては、感染症対策として特別休暇を設けている場合もあります。

③ 感染者確認後の対応(BCP発動)

利用者や職員に感染者が確認された場合、事前に策定された「**BCP(事業継続計画)**」に基づき、以下の対応が行われます。

  • 速やかな情報共有: 保健所、行政、利用者様、保護者への情報共有を行います。
  • 濃厚接触者の特定と自宅待機: 保健所の指示に従い、濃厚接触者の特定と、その期間の自宅待機を指示します。
  • 臨時休業と再開: 事業所内を消毒し、安全が確保されるまで臨時休業とすることがあります。

4. まとめ:安心を支える継続的な取り組み

就労継続支援A型事業所での感染症対策は、一時的なものではなく、利用者様の安定就労を守るための継続的な取り組みです。

利用者様一人ひとりが、毎日の検温と手指衛生を徹底し、体調が優れない時は無理せず休むというルールを守ることが、事業所全体で雇用と給与を守ることに繋がります。

感染症対策や体調不良時の対応について不明点や不安な点があれば、サービス管理責任者(サビ管)や生活支援員にいつでも相談してください。

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