履歴書の「職歴」:A型事業所の働き方をどう書くべき?

2026.02.09

履歴書の「職歴」:A型事業所の働き方をどう書くべき?

はじめに就労継続支援A型事業所(A型)から一般企業への転職を考える際、多くの人が悩むのが履歴書の「職歴」欄の書き方です。「A型事業所での経験は、訓練ではなく仕事として認められるのだろうか?」「福祉サービスを受けていたことを、どう伝えれば採用担当者に響くのだろう?」

A型事業所での勤務は、雇用契約に基づき給与を得ていた、正真正銘の「職務経歴」です。この経験を履歴書で適切に表現することは、あなたの安定性スキルをアピールする上で非常に重要です。このコラムでは、A型事業所の経験をポジティブな職歴として伝えるための具体的な記載方法と、採用担当者に響くアピールポイントを解説します。ディヤーナ松本をご利用の方が、自信を持って次のステップに進めるようサポートします。


目次


1. A型事業所を「職歴」として記載できる理由

A型事業所での勤務は、就労移行支援などの訓練サービスとは異なり、労働基準法が適用される「雇用契約」に基づいています。この事実が、職歴欄に記載できる最大の根拠となります。

① 雇用形態の明記

  • 勤務先名: 事業所の正式名称(例:株式会社ディヤーナ松本 就労継続支援A型事業所)を記載します。
  • 雇用形態: 「正社員」または「契約社員」といった具体的な雇用形態を明記します。これにより、採用担当者に「あなたは労働者であった」ことが明確に伝わります。

② ブランク期間をポジティブな実績に変える

A型事業所での勤務実績は、病気や障害による療養後のブランク期間を「安定して給与を得ながら働いていた期間」というポジティブな実績に変えることができます。これは、採用企業が最も重視する「安定性」を証明する重要な要素となります。


2. 履歴書に記載すべき3つの基本情報

職歴欄には、以下の3つの情報を明確に記載し、A型事業所での経験が一般企業での業務に役立つことを示しましょう。

記載情報 具体的な書き方 アピールポイント
① 勤務期間 入社日・退社日を正確に記載。例:「令和○年○月 入社」「令和○年○月 一身上の都合により退職」 長期間勤務した場合は、継続性をアピール。
② 業務内容 携わった業務を具体的に記載。例:「一般事務補助(データ入力、ファイリング、伝票処理)」 一般企業でも役立つスキルを明確に提示する。
③ 雇用形態 雇用契約の形態を明記。例:「(雇用形態:契約社員)」 雇用されていた事実を強調し、訓練ではないことを示す。

3. 「職務経歴」欄でのポジティブな表現方法

履歴書とは別に提出する職務経歴書では、A型事業所での経験をさらに深く掘り下げてアピールします。

注意:避けるべき表現

「リハビリのため」「体調を整えるために」といった、「訓練」を連想させる表現は避けましょう。あくまでも「業務を遂行していた」という点を強調します。

ポジティブな表現の工夫

1. スキルと生産性の強調

  • 悪い例: 「ひたすらデータ入力をしていました。」
  • 良い例: 「Excelを用いた顧客データ入力業務(毎時○件の処理スピード)。二重チェックを徹底し、ミス率0%を達成。」

2. 課題克服能力のアピール

記載例: 「過去の職場で課題だった時間管理について、A型事業所ではタスクの構造化と計画的な報連相を徹底。その結果、過去1年間は無遅刻・無欠勤を維持し、安定した業務遂行能力を獲得いたしました。」


4. 職務経歴書の作成:企業への貢献度を伝える

職務経歴書では、A型事業所での経験が転職先企業でどのように貢献できるかを結びつけて記述します。

① 成果・実績を数値で表現する

A型事業所であっても、「業務改善」「効率化」「正確性の向上」といった成果を追求していたはずです。

記載例: 「書類整理手順を見直し、ファイリング時間を20%短縮。この効率化の経験は、貴社でのルーティン業務の最適化に貢献できると考えます。」

② 支援員との連携を「自己管理能力」としてアピール

A型事業所での支援員への定期的な報告は、一般企業では「上司への適切な報連相と自己管理能力」として評価されます。

記載例: 「体調の波を把握し、上長(支援員)へ日々の業務進捗と体調を正確に報告する仕組みを徹底。この計画的な自己管理能力と透明性の高い報連相で、貴社のチーム運営をサポートします。」


5. Q&A:履歴書作成に関するよくある質問

Q1. 履歴書に「就労継続支援A型事業所」とそのまま書いていいですか?
A. 問題ありません。法的に認められた施設名ですので、正式名称で記載します。ただし、職務経歴書ではその経験をポジティブな実績として補足説明することが重要です。
Q2. 障害についてオープンにする場合、どこまで書くべきですか?
A. 職歴欄ではシンプルに留め、「備考欄」や「職務経歴書」で補足します。特に「必要な配慮(例:静かな環境)」と「それに対する自己管理の努力」をセットで伝えることが効果的です。
Q3. A型事業所を退職してからすぐに転職活動を始めるべきですか?
A. 在職中に活動を始めるのが最も有利です。雇用契約を維持しながら転職活動を行うことで、安定性が高いと評価されます。職員に相談し、在職中に応募書類の作成を進めましょう。

6. まとめ:実績と安定性をアピールする

就労継続支援A型事業所での勤務は、あなたの安定した就労意欲と給与を得ながら業務を遂行した確かな実績です。履歴書には、この経験を「雇用契約に基づく正式な職歴」として記載し、職務経歴書で具体的なスキル、生産性、そして自己管理能力を強調しましょう。

ディヤーナ松本の職員は、あなたの業務実績を最も魅力的に伝えるための履歴書・職務経歴書作成を全力でサポートします。自信を持って一般就労という次のステップへ進むために、まずは職員にご相談ください。

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