パニック障害の症状が出た時の対処法とA型事業所の配慮

2026.01.27






パニック障害の症状が出た時の対処法とA型事業所の配慮


パニック障害の症状が出た時の対処法とA型事業所の配慮

はじめにパニック障害を抱えながら働く方にとって、就労継続支援A型事業所(A型)は、雇用契約のもと、体調を理解されながら就労を目指せる場です。しかし、「職場で突然パニック発作が起きたらどうしよう」「周りに迷惑をかけないか」という不安は常にあるでしょう。

「発作が出た時に自分でできる対処法は?」「A型事業所はどんな具体的な配慮をしてくれるの?」

このコラムでは、パニック障害の症状が出た時の具体的なセルフケアと、ディヤーナ松本をはじめとするA型事業所が提供する合理的配慮緊急時のサポート体制を詳しく解説します。発作への不安を軽減し、安心して安定就労を継続するための知識を身につけましょう。

1. パニック障害の症状の特徴とA型事業所の役割

パニック障害の症状は、突然強い不安や恐怖に襲われるパニック発作が中心です。A型事業所は、この発作への不安を抱える利用者様を雇用する上で、特別な役割を果たします。

パニック発作の主な症状

  • 身体症状: 動悸、息苦しさ、めまい、吐き気、手足のしびれ、冷や汗など。
  • 精神症状: 「このまま死んでしまうのではないか」「気が変になってしまうのではないか」という強い恐怖感。

A型事業所の役割

A型事業所は、雇用契約と福祉支援を両立させているため、発作を「病気の特性」として理解し、適切な個別支援計画に基づいた合理的配慮を提供することが義務付けられています。利用者様の体調と安全を最優先に考え、発作が起きにくい環境を作り、緊急時の対応を整えます。


2. 発作が出た時のための緊急対処法(セルフケア)

発作が起きた、または「起きそう」だと感じた時に、その場を乗り切るために有効なセルフケアを習得しておきましょう。

① 安全な場所への移動と姿勢の確保

  • 移動のサイン: 発作の予兆を感じたら、職員に一言伝え、すぐに静かで人が少ない安全な場所(休憩室、誰もいない会議室など)に移動します。
  • 楽な姿勢: 座るか、可能であれば横になります。体を締め付けているベルトや衣類を緩めると楽になることがあります。

② 腹式呼吸(コントロール呼吸法)の実践

発作時は過呼吸になりがちです。呼吸を意識的にコントロールすることで、症状の軽減につながります。

  1. 息を吐ききる: 口をすぼめて、体の中の空気をすべてゆっくりと吐き出します。
  2. ゆっくり吸う: 鼻から静かに、お腹が膨らむのを感じながら3秒かけて息を吸い込みます。
  3. ゆっくり吐く: 口から細く長く、6秒~8秒かけてゆっくりと息を吐き切ります。

この呼吸を繰り返すことで、心拍数を落ち着かせ、パニックサイクルを断ち切ることを試みます。

③ 感覚に意識を向ける(グラウンディング)

不安な思考から意識を遠ざけるために、五感を使って現実世界に意識を集中させます。

例: 「周りにある青いものを5つ見つける」「自分の足の裏が床に触れている感覚を意識する」「ポケットの中の鍵の冷たさに触れる」


3. パニック発作を予防するためのA型事業所の配慮

ディヤーナ松本では、発作の予防を最優先し、利用者様の特性に合わせた環境調整を行います。

① 環境要因の除去

  • 座席配置の配慮: 人の流れが少なく、すぐに外に出やすい場所や、壁を背にした場所に座席を配置します。
  • 静かな空間の確保: 騒音や予期せぬ大きな音がトリガーになる場合、ノイズキャンセリングヘッドホンの使用を許可するなど、作業環境を調整します。

② 緊急時の対応ルールの確立

  • 「SOSカード」の活用: 利用者様と職員の間で、発作の予兆や発作時に「どうしてほしいか」を事前に取り決めたルールカードを作成し、静かに職員に提示できるようにします。
  • 休憩の柔軟化: 決められた時間以外でも、「きつい」と感じたらすぐに職員に声をかけ、短時間の休息を取れるようにします。

③ 業務負荷の段階的な調整

個別支援計画に基づき、最初は短時間・低負荷の業務から始めます。体調や慣れに応じて、段階的に勤務時間や業務量を増やしていくことで、急激なストレス負荷を防ぎます


4. ディヤーナ松本における緊急時のサポートフロー

万が一、パニック発作が起きた場合、ディヤーナ松本では以下のフローで冷静かつ迅速に対応します。

  1. 速やかな離脱と誘導: 利用者様が発作のサインを出したら、職員がすぐに静かで安心できる場所へ誘導し、他の利用者からの視線を遮断します。
  2. 冷静な声かけ: 職員は焦らず、短い言葉でゆっくりと呼吸を促します(「大丈夫ですよ」「ゆっくり息を吐きましょう」)。無理に触れたり、話しかけたりすることはしません。
  3. 主治医への連絡・確認: 事前に取り決めたルールに基づき、必要に応じて主治医やご家族に連絡を取り、指示を仰ぎます。
  4. 回復後のフォローアップ: 発作が治まった後、無理のない時間に個別面談を実施し、発作の原因となった環境や業務を特定し、再発防止策を計画に追加します。

5. Q&A:パニック障害と就労に関するよくある質問

Q1. 職場で発作が起きたらクビになりますか?
A. 適切な配慮を行っているA型事業所では、すぐにクビになることはありません。雇用継続のために、体調に合わせた勤務形態を調整することが最優先されます。
Q2. 症状について他の利用者に話す必要はありますか?
A. 職員が勝手に話すことはありません。発作時の対応に必要な範囲で、職員間で情報が共有されるのみです。他の利用者に知られたくない場合は、その旨を職員に伝えてください。
Q3. 毎日薬を飲んでいることを伝えるべきですか?
A. 必ず伝えてください。職員が緊急時の対応(服薬タイミングの配慮など)を行うために、主治医からの指示や服薬状況を共有することは非常に重要です。

まとめ:不安を減らし、働く自信を育む

パニック障害を抱える方にとって、A型事業所は安心できるセーフティネットです。発作への不安を軽減し、安定した就労を継続するためには、セルフケアの習得と、事業所の配慮を最大限に活用することが鍵となります。

ディヤーナ松本は、あなたの体調の変化を共にモニタリングし、発作の不安を乗り越えて働く自信を育めるようサポートします。不安な点は抱え込まず、いつでも職員にご相談ください。



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